2008年11月1日土曜日

知床ツアー:南岳~二ツ池~岩尾別~ウトロ

一先ず朝を迎えることが出来た。



二ツ池が日の出前の薄い光に反射している。
どこか遠い惑星に来たようだ。



歩き始めて暫く経つと、
ふいに砂丘の頭からフェニックスが飛び立った。



人が少ないために、ハイマツは伸び放題に伸びていた。
進行方向と逆に押し戻そうとする彼らのために、
通常のペースに比べると何倍もの時間が掛かってしまった。



南岳を過ぎた辺り。

見通しの良いところで、ANAのお姉さんに電話を掛けてみた。
このままでは、硫黄山に着いたところで、
明日の飛行機には間に合わない事に気付いたのだ。

しかし、特典航空券は変更対象日の4日前に言わないと予約変更が出来ないとの事。
つまり今日から4日後以降に変更することは可能なのだが、
どうしても東京に戻らねばならない用事があったため、引き返した。

この距離で引き返すなんて・・
目指すものは目と鼻の先に在るというのに。



仕方が無いので、最後にオホーツク海と北方領土を撮ってみた。



水も減ってきていたため、ブルーベリーで渇きを潤した。
野生の酸っぱさが口に広がり心地よい。



残雪を発見。近づくには少々遠すぎた。
おそらく二ツ池を南に下っていけば当たるはずだ。



二ツ池の枯れた方の池に着いた。熊の足跡が・・



後ろ足は人間の足跡と似ている。



どこから来て、どこへ行くのかがわかる。
というか縦横無尽だった。彼らにはハイマツだとかは関係無いらしい。



ハイマツと言えば・・、
昨日の荒い息遣いとハイマツの折れる音は、
画像右奥でテントを撤収している、
東京から来たイスラエル出身のハイムさんだった。

もう18時を回って、真っ暗闇の中、
荒い息遣いと共にライトなしで近づいて来たので、
完全に熊と勘違いしてしまった。

トレッキングポールと
Petzl ZipkaPlus(ぺツル ジプカプラス)を向けながら、
恐る恐る挨拶を交わした。

ハイムさんの装備はとてもコンパクトで、
特に火器を持っていない事に驚いた。
食事はすべてフリーズドライ的なものや、
そのまま保存可能なものばかりで、
火を必要としていなかった。

ドイツパンとディップや、健康の実、ナッツ、
のし梅のようなジャムを板状に延ばしたアレ。
行動食はもちろんパワーバーだった。



今日は16:50岩尾別発のバスに乗らなければならなかったので、
頭が痛いとペースが遅くなっていたハイムさんを置いて、
先に歩を進めねばならなかった。

何かあったときのため連絡先を交換して、
握手をして別れた。



三ツ峰とその先の羅臼岳と左右に広がるオホーツク海。

ここからかなりのペースで下っていったのだが、
バスの時間にはぎりぎりで、何とか間に合わせることが出来た。



熊の家で食べた海鮮ラーメンが、この世のモノとは思えないほど美味かった。

この日はウトロの民宿に泊まって、翌日はバスターミナルから出ている、
女満別直行バスに乗って知床を後にした。(完)

知床ツアー:⑩ 南岳~二ツ池~岩尾別~ウトロ
知床ツアー:⑨ 羅臼岳~二ツ池
知床ツアー:⑧ 岩尾別~羅臼平~羅臼岳
知床ツアー:⑦ 知床五湖~岩尾別温泉~木下小屋
知床ツアー:⑥ フレペの滝~カムイワッカ
知床ツアー:⑤ 川湯~斜里~オシンコシン~ウトロ温泉
知床ツアー:④ 屈斜路湖 足湯温泉
知床ツアー:③ 摩周湖~硫黄山
知床ツアー:② 釧路湿原~摩周湖
知床ツアー:① 羽田-釧路


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